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2025.12.26
2025年12月23日、流通経済大学の学生が市立川原代小学校で行われた体育の授業「タグラグビー」をサポートしました。
5・6年生の児童たちは、大学生と一緒に体を動かしながら、タグラグビーの楽しさや仲間と協力することの大切さを学びました。
大学生による授業のサポートは、龍ケ崎市と流通経済大学が進める連携事業「龍・流連携事業」の一環として実施されたもの。
「小中学校学生派遣事業」として大学生が教育現場に入り、児童と同じ目線で関わりながら学びを支える取り組みです。
この日は、すでに何回か授業で行ってきたタグラグビーの最終回で、試合形式が中心でした。
試合がはじまるとパスをつなぎ、声をかけ合う姿が見られました。
大学生たちが、そばで声をかけながら試合が進んでいくと、少し緊張気味だった児童たちの表情は次第に笑顔になりました。
そして、腰につけられたテープをとられないようにと、華麗なステップやターンを繰り出し、次々とトライが生まれ、歓喜の輪ができました。
この学生派遣事業は、単なるボランティアではなく、大学教育の一環として位置づけられた実習です。
参加した学生にとっても、教科書や大学のキャンパスだけでは学べない「現場での学び」を得られる貴重な機会であり、学んだことを発揮できる場となっています。
今回派遣されたメンバーをまとめていた大学院生は「こどもたちにとっても新鮮だと思う。大人の目も増えるので、声掛けの面でもできることが増えるので良い」「現場に出て学ぶことで、学校で勉強することの意味を持てる。勉強したことを発展させることもできる」と話してくれました。
こどもたちと年齢の近い大学生が寄り添いながら授業に関わる姿は、龍ケ崎ならではの教育環境そのもの。
「大学がある街」だからこそ生まれる、価値ある学びの時間がありました。
本市と流通経済大学は、「大学のあるまち」をコンセプトに、2004年(平成16年)2月に「龍ケ崎市と流通経済大学との連携に関する協定書(通称:龍・流協定)」を締結。 協定に基づき、教育・文化・スポーツ・産業・まちづくり・人づくりといった様々な分野で市と大学が連携することで、まちの活性化と大学教育の向上を図り、相互に発展していくことを目的としている事業。 これまで、龍・流連携事業として、「市民大学講座」や「学割サービス」など様々な事業を行っています。