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2022.10.14

たつのこそだて03:西本貴志さん「龍ケ崎の子どもたちには夢と巡り合わせを大切にしてほしい」

  • 市民の声
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都心や県内などと龍ケ崎市を結ぶ大切な公共交通のひとつJR常磐線。その公共交通を支えている一人に、龍ケ崎で2人の“たつのこ”を育てるお父さんがいます。

そのお父さんは、優しい笑顔が印象的な龍ケ崎市居住歴26年の西本貴志さん。日中は、東日本旅客鉄道株式会社勝田運輸区で、運転士・車掌などを支える副区長として活躍しています。

そんな西本さんに、龍ケ崎で子育てをしている感想や、“たつのこ”たちへの想いを伺いました。


 

ー思わぬ巡り合わせから、子どもの頃の夢だった鉄道マンに。
鉄道マンとして日々活躍する西本さん。土浦市に住んでいた小学生の頃は、電車に乗ることや写真を撮るのが好きで、その後は旅行へと趣味が変わっていったと語ります。

今の職に就いたのは、思わぬ巡り合わせがあったから。

「当時は大学に行くつもりだった」という高校三年生の進路を決める時期に偶然、東日本旅客鉄道株式会社の求人が学校に来ていることを知りました。子どもの頃の夢だった鉄道業界への就職のチャンス、周囲の勧めもあり、受験してみたところ見事合格し、今に至ります。

入社後は、新宿駅の駅員や中央線・常磐線の車掌、水戸支社といった様々な部署で経験を積んできました。

 

「実は、常磐線を走る特急列車E657系の機器や座席設計にも関わりました」
嬉しそうに語る姿は、我が子の成長ぶりを話すお父さんの姿そのもの。

 

現在は、運転士や車掌を支える東日本旅客鉄道株式会社勝田運輸区で副区長を務めています。
「副区長って聞き慣れないですよね。学校でいうところの教頭先生です」と分かりやすく教えてくれました。

約210名が働く職場では、「社員には人とのつながりを大切にし、やりがいを感じてもらいたい」と願います。成長できるように応援していく立場でもある一方で、時には成長のために怒ることも。「社員が頑張って、成果が出たときは嬉しい」と語ります。

巡り合わせで様々な仕事をさせてもらえてきたことに感謝しながら、日々の業務にあたっています。


ー便利さから選んだ街。変化していく龍ケ崎
西本さんが龍ケ崎に引っ越してきた当時はニュータウン開発により、龍ケ崎市の人口増加率が全国2位を記録した直後。ニュータウン開発にあわせ街並みが大きく変化していた時でした。

 

「住宅街が多く、道路がきれいに整備されている街という印象が強かった」というのが住み始めた頃の印象でした。
その頃と比べると、「当時は車の送迎は気にならなかったけれど、今は龍ケ崎市駅の朝夕の送迎が多く、特に夕方が多いな」と感じています。

 

変わる街並みの中でイトーヨーカドーやホームセンターがオープンし、ますます便利になった買い物環境ですが、近年では、お店の出店・閉店といった入れ替わりが多いかなという点が気になるところ。

 

アクセス面では、平成27年3月に上野東京ラインが開通し、今では乗り換えなしで龍ケ崎市駅から東京駅へ約50分で行けるようになり、ますます便利になったと感じているそうです。


ー子どもたちが親しみを持って公園に遊びに行ける環境。
「龍ケ崎市って公園が多いですよね」

龍ケ崎市の公園の数は大小さまざま134か所。人口1人あたりの公園の数では、県南部トップクラスです。

 

「子どもたちが愛称をつけている公園が多く、子どもは友達とよく遊びに行っていたようです」
西本さんがお住まいのエリアにある公園のフェンスには様々なイラストが描かれ、“カニ公園”“パンダ公園”“クジラ公園”などの愛称で親しまれ、休日や放課後には、子どもたちの声が響いています。

 

「公園が身近にあるっていいですよね」と笑顔で語る西本さんの脳裏には、元気に遊びに行くお子さんたちの姿が映っていたのかもしれません。


 

ほかにも、公園の魅力を語ってくれました。
「たつのこやまは、裏手の小川にいるめだかを見つけたり、桜を見に行ったり、特に頂上からの眺めも気持ちいい。なにもない高いところから周囲を見ながら、自然の中で太陽の光を浴びられるのが気持ちいいですよね」

 

「北竜台公園は桜が好き」「虫を捕まえたり、工作の材料集めに森林公園へ行ったりしました」と日々の営みに公園が寄りそっている様子がうかがえました。


ー子どもを育てる時に頼れる場所、ホッとできる場所がある。
ご自身が子どもと過ごす中で、良いと感じていた龍ケ崎の子育て環境。
龍ケ崎市内には、保育園やこども園などが24園もあり、さんさん館をはじめとする子育て支援センターも充実しています。

 

「保育園やこども園などがたくさんあって、自分の目的に合わせて選べたのはありがたい」との声はご自身の経験から。

 

今回のインタビューの前には、「知り合いが少なかった時に、さんさん館や幼稚園などの相談できる環境や、他のパパ・ママに会える場所があってよかった」と奥様とも振り返ったそうです。

 

お子さんが大きくなると、小学校でのイベントに地域の人が関わってくれていたり、流通経済大学の学生が来てくれたりと、“人とのつながり”を感じられるのも魅力であると実感。

さらに「防犯サポーターも登下校を見守ってくれるので、安心して通学ができます」と地域の人とのつながりを大切にするからこその話に多く出会いました。

 

ー小貝川の土手、総合運動公園・・・思い出が残る身近な場所。

「小貝川の土手や牛久沼排水機場の周辺にはよく行きましたね」と笑顔がこぼれます。

 

小貝川の土手から見る「取手の花火」。
鉄道ファンにはおなじみの撮影スポット「牛久沼排水機場」周辺。

 

 

特に牛久沼排水機場のそばは、カーブで鉄道が見やすいので、お子さんが小さいときには、

よく電車を見に行ったそうです。

 

「龍ケ崎はスポーツ環境も充実していて、子どもたちとよくプールに行きましたし、野球観戦に行ったりも」と総合運動公園の魅力も教えてくれました。

ほかにも、初参りや七五三にも通った龍ケ崎観音は思い出の場所のひとつ。

 

「子どもの成長には様々な施設がある環境は大切」と感じ、沢山の思い出が龍ケ崎に詰まっていることがうかがえました。

 

ーつくばや成田は、気軽に出かけられる距離感
子どもたちの部活動やスポーツクラブの試合で、休日には水戸市や土浦市など県内各地のスポーツ施設を飛び回っていた日々だったと笑う西本さん。

 

さらに、筑波山や成田国際空港などにも気軽に行ける距離なのが、龍ケ崎の良いところだそう。
「お正月には筑波山神社に行ったりしますよ。つくばや成田は1時間圏内でちょうど良いんですよね」と語ります。

 

1時間ちょっとあれば、海にも行けるアクセスの良さも龍ケ崎の魅力のひとつなのかもしれません。


ー“たつのこ”たちへ「夢と人とのつながりを大切に」
夢をもち、人との巡り合わせから鉄道マンの夢を叶えた西本さん。

龍ケ崎の子どもたちには「今持っている夢を大切にしてほしい」と語ります。

 

「多くの人と関わることで、思いがけないところで素敵な巡りあわせがあったりします」

ご自身の経験をもとにした「夢を叶えるために、人との巡りあわせを大切に」という言葉には説得力があります。

 

「タイミングと巡りあわせはある。実際忘れかけちゃうし、みんながそうなるわけでもないけれども、それを忘れなければ、そういうきっかけはあると思っている。

人とつながった数だけ巡りあわせはある。
多くの人と出会うことで人生が変わる」


多くの出会いを大切にしてきた西本さんの言葉には、たくさんの思いが詰まっていました。

 

ーおわりに・・・
西本さんのインタビューでは、「人とのつながり」とのフレーズが良く出てきました。

 

大人になってからだけではなく、小学校のときに公園で遊んだ友達、学校の恩師など、 “つながり”には様々な形があります。 

 

今回の西本さんのインタビューに辿り着いたのも実は人の“つながり”からで、思わぬ巡りあわせでした。こうした人の“つながり”や“巡りあわせ”を大切にすることが、“自分がこうなりたい、やってみたい”を実現するためにはかかせないのかもしれません。

 

プロフィール

西本 貴志(にしもと たかし)

東日本旅客鉄道株式会社水戸支社・土浦市出身/龍ケ崎市在住

龍ケ崎に引っ越ししてきて26年。プライベートでは、2児の父親。子どもの頃の夢だった鉄道マンの夢を叶えた約210人の社員をまとめる勝田運輸区の副区長。龍ケ崎の好きなお店を伺うと、「ラーメン屋ばかりですが…」と笑いながら、沢山の美味しいラーメン屋さんの名前を挙げてくれました。【令和4年9月取材】
 


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